過去ログ - 美琴「極光の海に消えたあいつを追って」
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420:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[sage saga]
2011/04/24(日) 02:17:12.88 ID:Q7D3+9ivo

「それは、そんなことはないんだけど……」

「ふふん、そうかそうかー」

消極的にではあるが求めていた答えを得てにまーっとご満悦の舞夏は、嬉々として次の手を打つ。

「じゃあ、まずは馴れ初めを聞かせてもらおうかー」

「馴れ初めって……。ていうか、私が、その、あいつのこと……気になってるって、気付いてたの……?」

「気付くも何も、『常盤台の超電磁砲が高校生に恋をしてる』というのは学舎の園ではもっぱらの噂だぞー?」

その言葉に、美琴は凍りつく。
なんだか今、そら恐ろしい言葉が聞こえたような?

「例えば、寮の前で高校生と逢引をしてたとかー、大覇星祭の借り物競走で高校生を引きずり回したとかー、
 9月末にどこかの地下街で高校生とツーショット写真を撮ってたとかー、大勢に目撃されているらしいなー?
 それら全てが同一人物相手とあっては、言い逃れはできんぞー?」

くふふ、と奇妙な笑みでこちらを見る舞夏に、美琴はもはや声も出ない。
週明けから、学校にどのような顔をしていけばいいのだろう。

「知らぬはみさかばかりだなー」という舞夏の言葉と共に、美琴は床へと崩れ落ちたのだった。



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