過去ログ - 美琴「極光の海に消えたあいつを追って」
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43:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/03/10(木) 23:25:33.67 ID:PFiwFxcvo
──同時刻、ロシア某所にて
ロシアの保有する軍事衛星を管理するこの施設では、管制官や軍人たちがせわしなく歩きまわっていた。
終戦後学園都市が占領政策やロシア軍解体の意向を示さなかったことにより、敗戦国のロシアでもこのように軍が自由に行動できている。

ならば、やることは決まっている。
学園都市の保有する宇宙戦力は公表されているよりもはるかに強大であった。
この事実を知った以上、終戦後とはいえ情報収集をすることは急務である。

ふと、とある一つの衛星がアラートを発した。
北極海沿岸部の上空に浮かぶ、地上を監視するための衛星だ。
何か不都合でも起きたのだろうかと管制官がその詳細を開くと、それは指令なく衛星が姿勢を変えた時に発せられるものだった。
スペースデブリなどの衝突は認められない。
この施設を統括している司令官が怒号を上げる。

「おい、衛星が一つ動いてるぞ! 誰か動かしたのか!?」

管制官が急いで確認をすると、勝手に動いている衛星と奇妙なアラートを発した衛星は一致している。

「まさか、衛星が乗っ取られた……?」

未曽有の緊急事態に、管制室がにわかに騒がしくなる。


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