過去ログ - 美琴「極光の海に消えたあいつを追って」
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487:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[saga]
2011/04/30(土) 02:36:44.13 ID:NuUToNWHo

常盤台中学の学生たちには、日常的に予習・復習をする癖が身についている。
授業でやったところだけではなく、自分のペースでどんどん進めて行くのが彼女たちの流儀だ。
だから「試験前に切羽詰まって勉強する」という感覚は分かりにくい。

それでも、友人に「勉強を教えてくれ」と頼まれれば、断れないのが白井黒子のサガだ。
とはいえ白井があまり気の進んだ様子を見せないのには訳がある。

一つは、部屋の構造。
基本的に寝るための部屋である寮は、客を迎えるためには出来てはいない。
壁際に机があるほかは小さなテーブルが置いてあるだけであり、勉強を教える用途には向いていない気がする。
こちらはいざとなれば談話室か図書室の片隅でも借りればいいだろう。

もう一つは、部屋の現状。
美琴のスペースだけとはいえ本が大量に積み上がっている現状は、あまり人に見せたいものではない。
また、どれが美琴にとって重要なものかいまいち判別がつかない以上、下手に人を部屋に上げていじられても困る。

もしかしたら白井が留守の間に美琴が戻ってきていて、部屋の様子が変わっているかもしれない。
とりあえずは部屋へと戻ってみよう。



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