過去ログ - 美琴「極光の海に消えたあいつを追って」
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[saga]
2011/03/10(木) 23:34:54.89 ID:PFiwFxcvo
「────なるほど、上条当麻の大まかな位置を特定できたということね」
雪原に鎮座する空中要塞グラストンベリ。
その司令室で、英国王室第二王女『軍事』のキャーリサは報告を受けた。
そばに控えるのは『騎士団長』、及び『新たなる光』のメンバーだ。
「レッサーらの報告ではそういうことです。捜索のために、人員の派遣を要請したいと。
そうだろう、ランシス?」
「…………ひっ、くくっ、…………くすぐったくて……んんっ……」
相変わらず自分の魔力にくすぐったがる横の少女を呆れ顔で見て、フロリスは王女に向き直る。
「凍てつくような海の中、水中移動術式を持たぬ魔術結社のメンバーでは荷が重いか。
そもそも、どーやって幻想殺しの位置を特定したの?
どんなサーチ術式も効かなくて、さっき王室付き魔術師たちの尻を二つ三つ蹴飛ばしてきたところだし」
「上条当麻を探していた学園都市の学生と出会い、その学生の能力を使って上条当麻の携帯電話の位置を特定したそうです」
「学園都市の……」
キャーリサは考える。
上条当麻は学園都市の学生だ。ここは学園都市に連絡して微々なれども恩を売っておくか。
それとも、『神の右席』や『大天使』と渡り合える希少な戦力としてイギリスが回収してしまうべきか。
しかし、学園都市の人間が捜索の最前線にいるという時点で、秘密裏に回収するのは難しいだろう。
「その学生はどれくらいの強さなの?」
「いわゆるレベル5、その第三位だと。少なくとも『新たなる光』でどうにかなるレベルではないとのことです」
レベル5の超能力者は学園都市にとって希少な存在だ。
その学生を『排除』してしまうと、友好関係にある学園都市との間に火種を生じさせかねない。
戦争につながりかねないリスクと、幻想殺しを確保するメリットを斟酌する。
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