過去ログ - 美琴「極光の海に消えたあいつを追って」
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521:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[saga]
2011/05/04(水) 02:42:35.87 ID:bFibk2Mzo

長い沈黙の末、心理掌握は普段ならば絶対にしないであろう行動に出た。
ひれ伏し続ける美琴に手を差し伸べ、立ち上がらせた。

「……お立ちなさい、『超電磁砲』。常盤台のレディたるもの、むやみに人前で恥をさらすものではありませんわ」

「えっ、じゃ、じゃあ」

「ほら、さっさとその方のところへ案内しなさいな。わたくしは忙しいと言ったでしょう」

美琴の顔がぱあっと明るくなる。

「『心理掌握』、ありがとう」

「礼は後で。そもそも、お役にたてるかは分かりませんわよ。原因や状態にもよるでしょうし」

感化されたことはおくびにも出さず、心理掌握は妖艶に微笑んだ。

「さあ、『超電磁砲』が想いを寄せる殿方のお顔を、拝見いたしに行きましょうか」


学舎の園中に自らの恋心が知れ渡っていることを思い出した美琴が、顔を真っ赤に火照らせた。


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