過去ログ - 美琴「極光の海に消えたあいつを追って」
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636:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[saga]
2011/05/15(日) 03:34:06.75 ID:W8rEPNSco

「ど、どうするんだよオイ……」

浜面仕上は庭園の様子を伺いながら、仲間へと尋ねる。
片手で確かめるのはジャージの下に隠した固い感触。
『取引』の結果平穏を取り戻したとしても、学園都市を完全に信用し切ったわけではない。
そのための用心が今日ここで役に立つかもしれない。

レベル5第三位『超電磁砲』。
"あの"麦野沈利よりもさらに上位に立つ少女だ。
そんな相手に、自分たち三人と傷ついた麦野で対処できるのだろうか。

「……だいじょうぶ、『超電磁砲』は暗部の人間じゃないよ」

答えたのは滝壺だ。
その答えに浜面はほっと胸を撫で下ろす。
が、

「だけど、むぎのから手を出したとしたら、例えむぎのの体調が万全だったとしても勝てないと思う」

続いた言葉に戦慄した。
麦野の破壊力は、対峙した浜面自身がよく知っている。
暗部の人間でもないのに、彼女が万全の状態としても勝てないというのは、つまり対峙する少女が更にそれを越える破壊力を持つということになる。

かつて垣間見た、第一位や第二位の能力。
あの麦野"すら"、『たかが第四位』と侮れるほどの実力。
そして、『超電磁砲』はその次に列せられる能力者だ。
彼らに匹敵する力を持っていても不思議ではない。

かつて見た最上位二人の能力を思い出し、浜面は震える。


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