過去ログ - 美琴「極光の海に消えたあいつを追って」
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640:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[saga]
2011/05/15(日) 03:37:07.91 ID:W8rEPNSco

にらみ合いを続ける美琴と麦野。

「……私も久しぶり、って返せばいいのかしら、『第四位』?」

「おやおや、つれねぇなぁ『第三位』。あの夜はあーんなに激しくヤり合った仲だってのによ」

「お生憎様。私は私より強い男にしか興味がないの」

「マセガキが。中坊のくせに男にケツを振るズベ公とは、"常盤台のエース"の名が泣くんじゃねぇのか?」

言葉の端はしに棘がこもる。
獲物を見つけた猛獣のような獰猛な笑みを浮かべる麦野に対し、美琴の瞳は冷ややかだ。

「そんな周りが勝手に囃したててるもんなんて勝手に泣かせておきゃーいいのよ。
 どう言葉で飾り立てたところで、どうせ私は私でしかないんだから」

「おーおー、カッコいい台詞だねぇ。
 世界が自分を中心に回ってると勘違いしてるチューガクセーの痛い考え方だ」

「……はぁ、めんどくさ。
 何よ、何か用でもあるの? また大暴れするつもり? それともリベンジマッチでもしに来たの?」

ならば止める、とばかりに美琴は周囲に意識を向ける。
ここは病院だ。強力な電力も磁力も使えない。
けれど、ここには妹たちや上条がいるのだ。何としても止めなければならない。

だが、麦野から返ってきた答えは拍子抜けするものだった。


「はぁ? なんで私がそんなことしなきゃいけないのよ。
 暴れたいほどカラダを持て余してるなら、家に帰って一人でオナニーでもしてるんだね」



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