過去ログ - 美琴「極光の海に消えたあいつを追って」
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724:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[sage]
2011/05/28(土) 02:09:35.42 ID:2nJkUX9vo

同時刻。

御坂美琴と白井黒子は、『学舎の園』の前で友人たちと待ち合わせをしていた。

大覇星祭でも公開されなかった『学舎の園』も、オープンキャンパスを兼ねる一端覧祭ではさすがに公開せざるを得ない。
ただし、男子禁制は相変わらず。
このゲートを越えて男性が足を踏み入れることを許されるのは、入学式と卒業式、授業参観があるときの父兄のみという徹底ぶりだ。

そんなわけで、普段の三倍増しの人口(ただし全て女性)の雑踏の中を、二人は今か今かと待ちわびていた。

「……二人とも、遅いわね」

「やはりこの人ですから、思うように動けていないのかも知れませんわね」

見渡す限り人、人、人、その99%が女子の制服だ。
この周辺では規制が行われていて車道に人がはみ出るような事態にはなっていないが、
大通りなどでは歩行者天国を実施して出店を並べているような区域もある。
当然、それに併せて学区内を巡回するバスの運行も影響を受けている。

「電話してみようかしら?」

「その必要はないですよ!」

美琴の呟きに、側面から応答があった。
息を切らせた初春飾利と佐天涙子の姿だ。

「お、お待たせしました〜〜!」

「やはりバスも遅延してますの?」

「そ、そりゃあもう、バスも遅れに遅れて。これでも10分前に着くようにバスに乗ったんですよ?」

「お疲れ様。さっそくだけど、混む前に移動しましょうか」

「じゃあ、私たち行ってみたいところがあるんです!」

「どこ?」

美琴の促しに、初春と佐天は声を合わせて答える。


   「「常盤台中学!!」」

 


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