過去ログ - 美琴「極光の海に消えたあいつを追って」
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(千葉県)
[saga]
2011/05/28(土) 02:22:09.24 ID:2nJkUX9vo
氷の城を堪能し、食蜂と別れた四人は再び校舎の中へと戻っていた。
「ねえ、お腹すかない?」
「そう言えばもうすぐお昼ですね」
「私、常盤台の学食に行ってみたいです!」
「学食ねぇ」
「学生食堂と言うより、カフェテリアですの」
「お嬢様学校のお昼ご飯って、どんな感じなんでしょう!」
「じゃあ、混む前にお昼ご飯にしましょうか」
常盤台中学のカフェテリアは、広大な敷地に少ない学生数という特色を利用し、かなり優雅な作りになっている。
一般的に学生食堂と言われて思いつくように多人数がけの長テーブルが所狭しと詰め込まれているのではなく、
6人がけの丸テーブルが間隔を開けて50ばかり並べられていた。
もちろんその調度品の一つ一つが恐ろしいほどの価値を持っていることは言うまでもない。
超一流のお嬢様学校とくれば、超一流の食事を食べているに違いない。
そう考えた人は多いのだろう。
常盤台中学を訪れたついでに、学食でおいしいものを食べていこう。
そう考えた人でカフェテリアは一杯だった。
ただし、席についているのは常盤台や学舎の園内部の制服を着た学生ばかりで、一般の見物者の多くはメニューを見てうなだれ、きびすを返してしまう。
というのも、
「……パスタ一皿、3000円……だと……?」
味も超一流なら、お値段も超一流なのである。
もちろん、これは学生食堂であることを考慮して、限界まで下げられた値段だ。
学舎の園の中の物価を考えればむしろ破格ですらある。
佐天は財布の中をのぞく。
その中には樋口一葉が一人、野口英世が三人。あとは小銭ばかりだ。
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