過去ログ - 美琴「極光の海に消えたあいつを追って」
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792:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[saga]
2011/06/04(土) 01:54:13.65 ID:QdHwvOEDo

「……それにしても、打ち止めはどこまで行っちゃったのかしら」

「呼んだー? ってミサカはミサカはお姉様に飛びついてみたり―!」

「のわぁっ!?」

いきなり背中に飛び付かれ、たたらを踏んでしまう。

「う、打ち止め!? さすがにいきなり飛び付くのは……」

「お姉様お姉様、100円玉持ってない? ってミサカはミサカは聞いてみる」

「100円玉? 何に使うの?」

打ち止めが差し出したのはカプセルトイの中の商品案内のチラシと、パンダの模様が描かれたピンバッジだ。

「このカエルのが欲しかったんだけど、ミサカは一枚しか100円玉を持ってなかったのってミサカはミサカはしょんぼりしてみる」

「両替しようにも、ちびっこのお小遣いじゃあねぇ。
 ……お姉様? どうかしたの?」

「……ん? なんでもない! それより、ガチャガチャだったわよね?
 ようし、童心に帰って当たるまでやるわよー!」

それってオトナ買いじゃないのー? と尋ねる打ち止めを引き連れ、美琴はずんずんと進んで行く。
その背に一瞬妙な雰囲気を感じた番外個体は、まあ気のせいかと首を振って考えを頭から追い出した。


番外個体が美琴の小さな異変の理由を悟ったのは、カプセルトイの機械を2つ3つ空にして目当てのバッジを手に入れた時。

 



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