過去ログ - 美琴「極光の海に消えたあいつを追って」
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871:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[saga]
2011/06/12(日) 01:27:39.63 ID:Sj9M+n8No

「……お姉様、そちらのお姉様にそっくりな方はどちら様ですの?」

「言ったでしょ、私の"妹"だって」

「でも以前お姉さまは一人っ子だと……」

「そうね。そういうことになってる。うちの母親だって"この子たち"の事は知らないもの。
 だけど、紛れもなく私の血を分けた大事な"妹たち"」

そこで美琴は一度目を閉じ、意を決したように見開く。

「ねぇ黒子。今から私がする話は、この街の様相が180度ひっくり返って見えるような酷い話。
 聞けばきっと後悔するし、後には引けなくなる。
 ……それでも、私とこの子たちについて詳しく知りたい?」

美琴の冷たい視線に白井はたじろぐが、それでも力強く即座にうなずいて見せる。
美琴の抱える闇は深く大きく重い。彼女が必死に戦う姿を白井は"残骸"事件の時に見ている。
ならば、御坂美琴を慕う後輩として、その重荷の一部でも分かち合ってあげたい。

そんな白井の様子に、美琴は「馬鹿な後輩を持ったわ……」と呟く。


「じゃあ、話してあげる。あとで文句は聞かないからね」



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