過去ログ - 美琴「極光の海に消えたあいつを追って」
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881:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[saga]
2011/06/12(日) 01:43:31.89 ID:Sj9M+n8No

学園都市某所。
複数の機材が所狭しと並んでいるこの部屋で、とある少女が端末を操作している。
彼女がいるのは実験場を見下ろすための観察席であり、その窓からは今行われている『教育』の様子が見える。

彼女が腕を動かすたびにかちゃかちゃと音を立てるのは、細く白い腕には似合わぬ無骨な手錠。
その首には趣味の悪い首輪。
何をモニターしているのか、時折小さなLEDが赤い光を放つ。

これこそが彼女が暗部へと落とされ、無理やり服従させられた証。
研究所を脱走すれば即座に爆破され、確実に彼女の命を奪うだろう死神の鎌。
……お似合いではないか。好奇心故に命をもてあそび続けた自分には。
布束砥信はそう自嘲する。


「布束さん」

柔らかな女性の声をかけられ、びくりと肩を震わす。
後ろに流した髪と紺色のスーツ。まるでどこかのOLかのような妙齢の女性。
彼女こそが今の布束の『主人』、テレスティーナ=ライフライン。

「こちらへ来るのは久しぶりだけれど、『教育』は順調かしら?」

「Well...スペックシートを見て貰ったほうが早いでしょう」

布束は傍らの端末を起動し、テレスティーナへ向ける。
ほどなくして、ある書類が表示される。



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