2:このくらげ野郎
2011/03/10(木) 13:28:10.98 ID:QWZ+T90M0
ある日、一方通行が家で詩集を読んでいた時のことである。
打ち止め「ただいまーってミサカはミサカは散歩から帰ってきたことを告げてみる」
一方通行「おかえりぃ」
打ち止め「んー・・・」
一方通行「どうしたのミサカちゃん浮かない顔してぇ?」
打ち止め「ミサカは一日中ゴーグルをつけっぱなしで肩が凝った、とミサカはミサカは肩の疲れを訴えてみる」
一方通行「じゃあ肩もんであげよっかぁ」
刹那、高速で3歩ぐらい引くミサカの姿があった。
打ち止め「い、い、いいよってミサカはミサカは遠慮がちにしかしはっきりと拒絶の意を伝えてみる」
一方通行「大丈夫だよぉ」
打ち止め「だって今のあなたの様子からすると・・・ハッ」
ここで打ち止めはあることに気付いた。
レベル6進化計画。
その過程で何人もの妹達を殺してきたこと。
打ち止めはある脳科学者の言葉を思い出した。
「知ってますか?人間って人を[ピーーー]と心から本当に笑えなくなっちゃうんですよ」←キムタクAA
そういえば彼が楽しそうに笑っているところを見たことがない。
しかし眼前の彼は穏やかな(?)笑みをたたえている。
ほかにもまだまだ思い当たることはあった。
その実験の過程で、レベル0の最弱に敗れたこと。
彼の、最強であるという絶対的な信念は揺らぎ、崩壊したこと。
それらの要素が相重なって、今の献身的な彼を作り出しているのか。
・・・もしかしたら、彼は今までの自分の行為に対する贖罪を求めているのかもしれない。
打ち止め「(ならば今は彼の好意に身をゆだねるべきであるとミサカはミサカは考えて)・・・ぜひお願いしま
す、とミサカはミサカはあなたに身をゆだねてみる」
一方通行のマッサージは上手だった。
打ち止め「あー気持ちいい、極楽だなぁとミサカはミサカはほぼ行きかけている」ゴクラクゴクラク
一方通行「でしょでしょ?ボクはマッサージが得意なんだぁ」モミモミ
気のせいか彼の一人称も変わっているが気にしたら負けだと思った。
そんなこんなで一方通行のマッサージは終わった。
打ち止め「すごいよすごいよ!ってミサカはミサカは目をランランと輝かせながら言ってみる!」
一方通行「マジホレるっしょォ(キリッ」
打ち止め「あ、一瞬もとに戻った」
思わず語尾に付けるのを忘れた。
その晩は黄泉川にもやってあげたそうな。
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