915:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/04/12(火) 23:41:56.90 ID:+k8/x3x9o
『百合子でェす♪』
「ふむ、やはり良いなこの声は……心が洗われるようだ」
窓の無いビル、光すら届かぬ学園都市の最深部で、ビーカーに入った一人の人間が
萌えボイスに感嘆の声を漏らしていた。液体で満たされたビーカーに逆さまに浮いているその人間は
男にも女にも、子供にも老人にも、聖人にも囚人にも見え……
「見えないな、少なくとも私には……」
「エイワス、そのつっこみはもう散々されたから飽きてしまったよ」
なんとも形容しがたい表情でビーカー内の人間を見つめる、人でも天使でもない存在―エイワス。
その彼(便宜上『彼』と表記させてもらう)からのつっこみに、
ビーカー内の人間―アレイスター・クロウリーは溜息交じりに答えた。
実際、同じつっこみを三度も受ければ飽きてしまうのも仕方の無いことだろう。
「それは失礼した。……だがねアレイスター、私には理解できないのだよ」
「何がだね?」
「先程の声、あれの主が学園都市の第一位、一方通行のものだと君は知っているのだろう?」
「勿論だとも」
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