過去ログ - 上条がもし暗部にいたら
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75:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2011/03/11(金) 22:46:23.66 ID:GOnJ+pyt0
垣根は言うことだけ言うと電話を切った。
彼が言った質問の答えを俺はごまかしたのだ。
自分が傷つくのが怖いから。


彼女はため息をついた、ここに来てから何回ためいきをしたのだろう。
彼女は目の前の少女へ目を向ける。
茶髪で気が強く常盤台の生徒から慕われている少女だった。
少女の名は御坂美琴レベル5で“超電磁砲”を名乗っていた。
その御坂美琴は今病院のベットで寝ていた。
まるで眠り姫のように。
それは何故か?
1カ月ほど前、学園都市の事件に御坂のクローン体の妹達が利用されていると耳にした彼女は
その事件を起こそうとした奴らを倒したのだがその際無様に切り刻む妹達を見せつけられて
その上精神に干渉されてプライドを粉々にされたのだった。
黒子達が現場に来た時には彼女はまるで小さな子供のように泣きじゃくっていた。
黒子の能力ですぐさま病院へ運んだが医者には治らないと言われてしまった。
生きていればどんな患者でも治すと言われているあの冥土返しに。
そしてあらゆる情報規制を行うため黒子は暗部へと身を投げたのだった。


垣根は仕事帰りにある場所へと来ていた。
そこはかつて彼が束ねていた組織の隠れ家であったところだ。
組織名を“スクール”。
組織は少し前に壊滅させられていたとある組織の手によって。
そこは今彼自身がいる組織でもあった。
垣根率いるスクールは学園都市に反逆しようと考えていた。
綿密な計画を立ててまで実行しようとしたそれは学園都市の
トップによって粛清されることになる。
あの時メンバーの一人だったあいつは今どうしているだろうか?
情報屋を使い情報を集めてみるとどうやら生きてはいるらしい。
もしあの時計画がうまくいってればここは壊滅する事にならなかったかもしれない。
と彼はそこまで考えてそれを否定した。
過去にIFなんてありはしない。

「スクールでだめならここで達成すればいいだけの話だろ」

彼の呟きに答えが返ってくることは無かった。
地震情報:ex14.vip2ch.com


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