8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/03/12(土) 08:55:24.03 ID:IW7IgJuDO
「…そこで目が覚めたんだ」
「ふーん」
私の話しを黙って聞いていた律は、真顔でそう相槌を打った。律、というのは先に話した軽音部のメンバーで、小学校時代からの私の親友だ。律は私が今日みた夢の内容という、他人が聞くには恐ろしく興味の薄い類の話しをしている間中ずっと真剣に、私の顔を見つめながら聞いていた。やがて律は、
「変な夢だな」
それだけを付け足した。
「うん」
それだけ言うと、私と律の間には、なんとも言えない静寂が訪れる。
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