過去ログ - マリーダ「了解、マスター」グラハム「マスターとは呼ぶな!」
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913:>>1 ◆/yjHQy.odQ[saga]
2011/04/18(月) 02:51:21.08 ID:t6Sf/FQAO
再び、残骸が火花を吹き上げ爆発する
その様子は、刹那からもはっきりと見えていた

刹那「ッ……!」

ラッセ「……ッ」

HARO[ロックオン、ロックオン]

トレミーに帰還したHAROは、ただひたすらに相棒の名を呼び続けていた
それを聴きクルー達は確信する。もう彼は、ロックオン・ストラトスはいないのだと

刹那「ロックオン……ストラトス……っ」

唯一発見できたスコープシステムを抱え、刹那はトレミーへの帰路につく
お前は変われ、そうロックオンに言われた気がした

刹那「っ……」

刹那「うわぁぁぁぁぁぁぁ……!!」

自ら望んだ道、避けられぬ別れに、少年はただ叫ぶように泣いた

ー軌道エレベーターー

グラハム「……間に合わなかったか……!」

整備を終え、GNフラッグの中で出撃を待つ最中、それは稲妻のようにグラハムの脳髄に飛び込んだ
ロックオン・ストラトスの死……失われた悲しみは確信と共に心を貫く
奇妙な話だ、殺し合う約束をしていながら死を悼むなど
だが、僅かな時間でも二人は分かり合えていた。友人として確かな絆を感じていた

グラハム「……」

泣くわけにはいかない。彼は笑って逝ったのだから
その直後に感じられた巨大な悪意の存在が、グラハムの意識を現実に引き戻したのもあった

グラハム「あれが……歪みか」

ロックオンが教えてくれているようにも感じられた
あれを倒せと、倒してくれと
追撃するように、宇宙空間に飛び出すGNフラッグ
彼には見えていた、敵が誰なのか

グラハム「……」

グラハム「グラハム・エーカー、出るぞッ!」

静かな予感が余韻のように心に響く
これが、最後の戦いになると

TO BE CONTINUED...

オペレーター「一番艦MSドッグ被弾! リニアキャノン破損、機能停止!」

オペレーター「このままでは、本艦は撃沈されますッ!」

マネキン「馬鹿な……血迷ったとでもいうのか!?」

マネキン「アレハンドロ・コーナー……!!」

アレハンドロ「クックックックッ……」

アレハンドロ「さぁ……私の新世界の人柱となれ、哀れな生け贄共!!」


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