過去ログ - 桐生「ハルケギニアだと?」
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93:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/06/23(木) 16:55:04.96 ID:0FpaIBRno

ギーシュ「ひっ……」

ワルキューレ「ガシャ……」

 残るはギーシュと、ワルキューレ数体……。

 桐生は目を静かに閉じると、足を広げ、腰を落とし、「四股立ち」の様な構えを取った。
 手を広げ、まるで何かを『降臨』させるかのような、奇妙な構えだ。

桐生「お おお お ォ おォ お お ……!」

 全身の筋肉が隆起し、その気迫がびりびりと空気を震わせる。
 そのただならぬ気配にギーシュは恐れ慄いた。

ギーシュ「い、今だぁぁっ!!奴は隙だらけだっ!!やってしまえぇ!!」

 突如目を閉じ咆哮する桐生に、ギーシュが唾を飛ばして叫ぶ。
 ワルキューレ達が一斉に飛び掛かり、正に振り下ろされた剣が桐生に当たらんとした時、

 再び、青い炎が立ち昇った。

 
   『 勝 機 !』


  ゴッガシャァァン!

 ワルキューレ達の振るった剣が、地面を叩く。

ワルキューレ「!?」

 そこにもはや桐生はいなかった。

ギーシュ「う、うわああぁぁあぁっ!?」

 一瞬にして距離を詰めた桐生が、
 しっかりと、ギーシュの胸ぐらを掴んでいた。



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