過去ログ - 上条「み、御坂さ〜ん」美琴「触んないでよ。」
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257: ◆jPpg5.obl6
2011/04/22(金) 00:12:41.50 ID:9CH67CwAO


「おっビリビリは無しだぞ!」

美琴の雰囲気から、上条は反撃に備えて身を構る。

「……ふんっ」

上条に背中を向けながら、まだ開いたままの制服のシャツのボタンを何ともない様子で留めはじめた。

でも、上条の予感は的中…美琴は、反撃を開始しようと様子をうかがっていた。


――…余裕なのも今のうちよ!




制服を整えながら肩口から横顔をのぞかせた。
美琴が悪戯に微笑む美琴と目があった。
その姿がなんだか可愛いくて、愛しい。




「…次は、私が当麻をいじめてあげるんだから」



覚悟しなさい!と付け加えられたように、笑みを含んだ視線が送られる。

その艶っぽい瞳に上条は、焦りを覚える。

「そ、それは……
お手柔らかに頼みます」

少し後ずさり返事を返す、上条の反応に美琴は満足げに笑った。

「ほら、早く着替えなさいよ!」

美琴は落ちていた上条の服をぽいっと投げつける。

「はいはい」

投げつけられた服をもって気怠そうに、袖を通す。
美琴も、身なりをもう一度確かめるように整える。

上条がのろのろ起き上がり、洗面所に向かう。
上条の動きに多少苛立ちを募らせつつ、美琴は時計に目をやった。



時計の針が8時前を示している。



あと何時間?



…当麻と


いれる時間



「さーて、行きますかぁ〜美琴ぉ」

用意が整うと上条が玄関口で、美琴を呼んだ。
美琴が、ぴんっと耳を立てていたように、その声に素早く反応した。

そこからそこまで。
上条の元まで間のない短いその距離を駆け足で向かう。


「ね、あとどのくらい一緒にいられる?」






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