過去ログ - 上条「み、御坂さ〜ん」美琴「触んないでよ。」
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27: ◆jPpg5.obl6
2011/03/14(月) 23:29:32.31 ID:1KOJvhFAO


確かに、手をつなごうと差し出された上条の手にそっぽを向いたのは自分だ…
けど、そんな気持ちになった後、すぐに手なんかつなげるわけがない。


「…そんなに俺の手離したくなかったんなら、素直にそう言えよ」

「い、言えたら苦労しないわよ!それに嫌な気持ちになったの手だけじゃない……」

「何だよ。」

「ぅ…その‥‥〜ほっ…」


――――何言ってんのよ…私ッ!
こんなこと言ったら


「っ…他の…知らない女の子と‥話してるのも、嫌だったし…」


こいつ絶対、私のことバカにするじゃない。


「それが、なんかムカついて…」



「ふむふむ。つまり…やきもちって、ことですか?」

からかう言い方に腹が立ったが、どうにもこうにも、否定はできない。

これが事実。

「べ、べつに、何ともないことぐらいわかってるわよ…?こんなの、大したことない、し………で、でも!…嫌だって思ったのよ」


どうしようもない恥ずかしさに、視線は上条をとらえるなんてできなくて…

「…それに、」

言いたくない!という脳からの指令はことごとく無視され、一度出した言葉たちは、後戻りできない。

「…こんなことがいちいち、嫌だって言ったら、面倒くさいだろうし……その、面倒になって私のこと…嫌になるかも‥…‥」

一体どんな顔して聞いてるのかしら、頭の隅っこで、考えてしまう。
気になって仕方がないが、相手の顔をうかがう余裕なんてなかった。






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