過去ログ - 上条「み、御坂さ〜ん」美琴「触んないでよ。」
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7: ◆jPpg5.obl6[sage]
2011/03/13(日) 23:29:37.04 ID:tbmAzIEAO
投下します。








「み、御坂さ〜ん」
「……」

本来ならば安息の地であるはずの我が家で、さっきから、ヒジョーに気まずい空気が流れているわけで…

「いつまで、そうしてるんですか。」

「…………」

この、うんともすんとも言わず上条に背を向けている少女は御坂美琴。

時間的には時計の尖った長い針が半周と少しほど、この状態が続いている。



―――…うぅ、なぜ、こんなにも息苦しいのだ



名前を呼んでもダメ。
理由をたずねてもダメ。
とりあえず、謝ってもダメ。

そもそも、いきなりだんまりを決め込まれた理由が上条には分からなかった。


この状況、上条さんにどうしろと?


上条宅に帰宅するまで、楽しく健全たる週末の学生デートを満喫していたはずだった。
ゲーセンに行って、パンチングマシンで勝負してはしゃいで、美琴が行きたいって言う、ファンシーキュートなキャラクターたちが並ぶカフェにだって行った。美琴同様に、目をキラキラ輝かせた女子たちに混じって並ぶにには、いささか恥があった。

「不幸だ……。」

小さな声で口癖をこぼした上条と同じ立場であろう男子が前方に並んでおり、その肩身の狭い気持ちは上条さんにはわかるのです!共に戦おうぞ同士よ…!と、視線を送っていたものだ。

かわいい!かわいい!と、満足げに笑みをこぼしながら言う美琴の姿に、上条の心も満たされる。
言葉にはしないけれど、この笑顔が見れるのだから、幸せだと感じていた。






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