過去ログ - 上条「み、御坂さ〜ん」美琴「触んないでよ。」
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9: ◆jPpg5.obl6[sage]
2011/03/13(日) 23:38:21.86 ID:tbmAzIEAO

「やだっ!触んないでって……!」

美琴の肩を掴み、無理やり体勢をこちらに向ける。
触れた右手の力も働いて、先ほどの電撃攻撃は来ない。


「さすがの上条さんも限界ですよ。何も話さないのはズルいぞ美琴。さぁ、俺が悪いにしたって理由を話してくれなきゃ…ちゃんと、あやまること、も、できねぇ…って……え。」

上条は、思わぬ美琴の表情に言葉がつまってしまった。

唇をキュッとかたくとじて、うっすらと、瞳に涙がうかべている。驚きで、美琴の肩を掴んだ手の力がぬけた。
目が合った瞬間、その溜め込んだ涙がこぼれそうだった。
反射的に、美琴の目は上条を避ける。

「いや、ほんと、マジでわからないのですが。」

この涙の原因は間違いなく自分にある。そう感じて、声にはかすかに焦りがこもっていた。

こんな態度をとる美琴が悪いと心のどこかで決めつけた自分を後悔した。

こんな顔をさせるほど、自分は何かしてしまったのだ。


でも、何を?







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