過去ログ - テッラ「『光の処刑』が完成しました。」
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630:1[sagesaga]
2011/06/01(水) 01:29:45.61 ID:fEW6VRQAO

テッラ「さぁ、どうでしょうねー。ご自分の『能力』で確かめてみては如何です?」

ザザザザザザザザザザーーーーーー
テッラの周りに散りばめられた小麦粉は、粒の流動としてのその形を変え、もはやテッラの右手に収まる白銀のギロチンへと化していた。

少年「………つくづく妙な『能力』だな……。何の粉かは知らないが……まるで『レベル5』の『電気使い』みたいに、自在に操るなんて………全く…訳の分からない『能力』だ」

テッラ「あなたの『能力』は分かりやすいですがねー。恐らく、物体の『巨大化』と、いう所ですか?」

少年「………まぁ、半分正解だ」スッ

テッラの指摘に、ほんの少し眉をひそめながら先程の小石を右手から投げ捨てると、どこから取り出したのか、おもむろに拳銃をテッラに向けた。
一般人、例えば我々ならば、唐突に訪れた死の前兆に反応する事は出来ないだろう。例え反応が出来たとしても、もはや銃弾を避ける事など到底叶わない。


だが、この二人は違う。


片や学園都市の『暗部』。
片やローマ正教の『神の右席』。

どちらも「安息」などとは程遠い存在。


テッラの反応は迅速だった。

先程の不意打ちとは違う。もはや戦いは始まっているのだ。
それは既に、「突然」から「当然」へと変わっている。

テッラ「優先する。私を上位に。目の前の人物を下位に」

当然に対する、テッラの「当然」
もはやその弾丸は届くことは決して無い。今、この瞬間をもって「優先順位」が変わったのだ。

少年「……対象。『銃弾』」

そしてテッラに、銃弾が当たった。胸骨を砕き、肉を断裂させるその鉄の塊は、果たして、

まるで鉄板にでも当たったかのように弾かれた。


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