過去ログ - テッラ「『光の処刑』が完成しました。」
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[sagesaga]
2011/09/29(木) 00:28:53.03 ID:ZokbPMWAO
ガチャ…ガチャ…と、僅かに機体を擦らせる音を発しながら歩くその『白銀』は、唐突にふと歩みを止めると、その能面のような顔に黄色いモノアイだけが付いた奇妙なヘルメットを動かした。
モノアイ、といってもモノアイ自体を動かすレールはなく、本当に真っ白い能面のような顔の中心に、まるで一つ目小僧のようなモノアイがついているだけだった。
本当の意味で、『駆動鎧』と本体を繋ぐカメラとしての役割しか果たしていないそれは、今まで歩いてきた薄暗い路地の一部分に目を向け、そして止まった。
その路地の一角を佇みながらじっと見つめる姿は妖艶で、そしてそれ以上に不気味な姿だった。
鈍く光る白銀と、明るく照らす金色のモノアイはその暗い暗い路地の一角をじっと見つめ、そして観察する。
「…何見てんのよ」
それは突然だった。
少し低いハスキーボイスのような女性の声がそこに響くと同時に、
光が走った。
いきなりの轟音。唐突の衝撃。
穿つ光はその場にいた白銀の肢体へと吸い込まれていき、四散する。
粉塵が、舞った。
白銀が先程まで立っていた場所は、地面は抉られ、壁はまるでコルク抜きのようにポッカリと穴が空く、無残な場所へと成り代わっていた。
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