過去ログ - テッラ「『光の処刑』が完成しました。」
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820:1[sagesaga]
2011/09/29(木) 00:33:00.91 ID:ZokbPMWAO

吹き込める粉塵には白銀の輝きはなく、ただただもうもうと吹き込めるだけであった。


が、


ガシャッ、と、

そこに一つの足音が踏み入れる。


???「遅刻したのはそちらだろう。『撃たれる』謂われはないぞ」


少しばかり溜め息をつきながら呟く、その低い声は男の声。
その発生源は、路地に吹き込める粉塵を、まるで今現れたかのようにスッと横切る『駆動鎧』。
鈍く光るそれは、『白銀』の輝きをしていた。


?「気色悪い玩具で、こっちを見ないでくれる?気持ち悪いんだけど」


それに応えるのはやや低めの女性の声。
カツン、カツン、と先程の謎の光が迸った路地から聞こえるその足音と共に、闇のシルエットが一人の女性を形作った。


???「そんな事を言われる筋合いは毛頭ないな。『我々』の常識として、仕事に遅れるなんていうのは下の下なんじゃないのか?先輩さんよ」


男はやや語尾を強めた調子で、目の前に歩みでてきた女に話しかけた。
その女性が、一体どんな存在かを知った上で。
学園都市のレベル5の内の一人、『麦野沈利』と知った上で。


麦野「こっちに回るはずの車が、仲間の回収に回されたのよ。お陰様でわざわざ歩く羽目になったわ」


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