過去ログ - 浜面「血を吐きながら続ける哀しいマラソン?」
↓
1-
覧
板
20
6
:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(埼玉県)
2011/03/16(水) 03:10:35.54 ID:3+pQlKc00
学園都市某所のアイテムのアジト。
そこにはリーダーの麦野を始めとする浜面を除くアイテムのメンバー4人が
揃っていた。
しかし各々の表情は曇りきっている。
昨夜から浜面と連絡が取れないためだ。
「......はまづら、だいじょうぶかな」
「携帯にも出やがらないしね」
4人とも昨日のカーチェイス騒動は知らない。
発光体のこともだ。
滝壺は普段から表情が乏しいがこの時ばかりは不安の表情がかなり顔に出ていたし
麦野も意外に浜面を心配していた。
「麦野が浜面の心配なんて明日は雪が超降りますね」
「べ、別にそんなんじゃ」
「結局顔真っ赤にして否定しても説得力無いって訳よ」
「......ツンデレむぎのん」
「あんたらねぇぇぇぇぇ!」
浜面の心配から麦野いじりに移行しかかりかけた時
滝壺は自身の能力で妙な気配を感知した。
「なんだろこれ。大きな力が
こっちに向ってる......」
その言葉に一同は表情を変える。
「敵襲?」
「わかんない。反応は一人分だけど......」
暗部にいすわる彼女らにとって別組織の報復は十分あり得る。
だからこそ滝壺の言葉に全員が少なからず緊張を走らせた。
「あれ?反応が途切れちゃった」
「どういうこと?」
「わかなんない」
途中まで滝壺が感じていた反応は突然ぱったり途絶えたのだ。
その数分後、突然アジトのドアノブがひねられる。
一同は再び警戒する。
「よう......」
が、それは徒労に終わった。
ドアを開けた者の正体が浜面だったからだ。
しかし彼の全身はボロボロだった。
「は、はまづら!?」
「ちょ、超どうしたんですか!?」
「ボロボロじゃない!!」
「ぐっ......」
そのまま浜面は床に倒れ伏した。
「どう?」
「うん、落ち着いたみたい」
浜面の快方から戻った滝壺に麦野が容体を聞いた。
あれから倒れた浜面を殆ど滝壺が快方した。
しかし服を着替えさせるという段になって麦野が待ったをかけた。
その役目を買って出たのだ。
しかし滝壺も譲らない。
「......大丈夫だよ、むぎのが手を煩わせることないから」
「し、下っ端の面倒をみるのもリーダーの務めだから私にまかせろって!」
「リーダーはどんと構えてるものだよ」
「そ、それはそうだけど」
「じゃぁ私がやるね」
「あ、ちょ」
結局この後二人で浜面の着替えを執り行ったのだった。
その部屋からは二人の黄色い声が響いてきたという。
<<前のレス[*]
|
次のレス[#]>>
110Res/56.37 KB
↑[8]
前[4]
次[6]
板[3]
1-[1]
l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。
過去ログ - 浜面「血を吐きながら続ける哀しいマラソン?」 -SS速報VIP http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/kako/1300211721/
VIPサービス増築中!
携帯うpろだ
|
隙間うpろだ
Powered By
VIPservice