過去ログ - 上条「…ディアボロ?」12
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893:『究極生物編』:第14話 ◆K/7LL5shls[saga]
2011/03/30(水) 23:02:27.14 ID:VIsGnr+d0

>>868からの続きです

―――さて、『青髪ピアス』が『一方通行』を今回の『暗闘』に巻き込んでいた
―――丁度、同じ頃の事である


―――『集英製薬医科学研究所』


ソフィーヌ「―――以上で簡易報告を終えます」
霞の目「ウム…良く戻って来てくれたソフィーヌ」
霞の目「君のお陰で、『撃滅個体』は無事回収できたし」
霞の目「『被験体03』に関する新たな情報を得る事も出来た」
霞の目「直ぐに整備班を手配しよう」
霞の目「まずは傷ついた部分を修繕し、しかる後に休んでくれたまえ」
ソフィーヌ「ハッ!本格的な報告書は後ほど…それでは失礼いたしますわ」

ソフィーヌが、自室から出て行ったのを確認した後、
『霞の目』は、マホガニー製の事務机の上で、手を組み、
その上に顎を乗せ、目を瞑り、考え込む様な姿勢になった。

今しがた、ソフィーヌかた受けた、
『欠番個体(新たなるバオーの宿主)』と『撃滅個体(対バオー改造人間)』の戦闘に関する報告の内容を、
その禿げあがった頭で何度も反芻する。

霞の目「(『バオー』の『新しい武装現象(ニュー・アームド・フェノメノン)』)」
霞の目「(『バオー』とは『進化する兵器』…故に、それが発現した事自体はそれほど驚くべき事ではない…)」
霞の目「(問題は、だ)」

『霞の目』が事務机の上に設置されたパネルのキーを打つと、
部屋の壁の一部が展開し、大型のスクリーンが姿を現し、
画面が見やすくなるように部屋の電気が自動で消えると、
スクリーンは、とある映像を映し出した。

先程の『欠番個体』と『撃滅個体』の戦闘も様子を、
ソフィーヌが内蔵された小型のビデオカメラで映し取った物であった。

隠し撮りであり、両者のそのスピードの速さもあって、
映像は御世辞にも鮮明では無い、粒子の荒い代物であったが……

それでも―――

霞の目「―――――」

―――『バオー・ブースター・アーマー・フェノメノン』
便宜上、そう名付けられた『バオー』の『新しい武装現象』…
否、『甲装現象(アームド・フェノメノン)』の一部始終を、カメラは確かに撮影する事が出来ていた。

霞の目「(『オリジナルバオー』……『橋沢育朗』にも確認されなかった)」
霞の目「(真の意味で全く新しい『甲装現象』……)」
霞の目「(それも…『バオー』の幼虫を寄生させてから…この僅かな短期間の内に…)」





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