957:『究極生物編』:第15話 ◆K/7LL5shls[saga]
2011/03/31(木) 23:40:29.16 ID:u2KJI5790
―――ズキン
ディアボロ「ッ!?」
ディアボロ「(まただ……)」
ディアボロ「(どういう事なのだ?)」
ディアボロ「(この『コロネ』を見るたびに…)」
ディアボロ「(少し違った種類の頭痛が走る…)」
ディアボロ「(何か…『思い出せない部分』の記憶へと)」
ディアボロ「(繋がる手掛かりである様な気がするのだが…)」
しかし思い出せない。
しかたが無いので、探索を続ける。
その内に二つの事に気がついた。
ディアボロ「(1つは…この『遊園地』には私以外の人間が)」
ディアボロ「(一切、見当たらないと言う事だ)」
客が居ないと言うだけでは無くて、従業員すら見当たらないのである。
メリーゴーランドやじぇっとコースターなどの、遊具は休みなく動いていて、
例の冒涜的なバックグラウンドミュージックは、絶えることなく響いているのに、
遊具を制御したり、客の誘導をしたりする為に必要な筈の、そんな最低限の従業員の姿すら見当たらないのだ。
では、誰が遊具を動かしているのか。
ディアボロ「(コンピューターによる自動制御なのか)」
ディアボロ「(それとも…中央管制室の様な所で一括に操作しているのか…)」
いずれにせよ、この『遊園地』がマトモでは無い事は最早確実であるだろう。
ディアボロ「(そしてもう一つ、気がついた事は)」
ディアボロ「(例の彫刻だけでない…遊具のデザインや、床のレンガにも)」
ディアボロ「(必ず何処かに『3連コロネ』があしらってあると言う事だ)」
某『ネズミの支配する夢の王国』の、黒い円を三つ組み合わせたロゴマークの様な、
この『遊園地』のシンボルマークであるのだろうか。
注意して見れば、『遊園地』のそこかしこに、『3連コロネ』のマークや、
それを象ったデザインを見つける事が出来るのである。
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