過去ログ - まどか「腹パン少女ひとみ☆ヒドカ・・・?」
1- 20
53:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟県)
2011/03/17(木) 23:09:19.85 ID:SJ89UvUio
「あの・・・どうすればマミさんみたいに強くなれますの・・・?」

「あはは。やっぱり魔法少女になることかしらね」

「やっぱり・・・そうですか・・・」

私は俯き、そして考えました。
私は強くなりたいわけじゃない。ただ腹パン道を極めたいだけ。
でも、自分すら守れない人間が腹パン道を極めて一体何になるのでしょう。
井の中の蛙だったことに気付いた私は、考えが少しずつ変わってきていました。

「仁美ちゃん・・・もしかして、魔法少女になっちゃうの・・・?」

心配そうな瞳で私のことを見るまどかさん。
私は思いました。
さっき、あの狂気の世界で震えるまどかさんを抱き締めていた時。
あのとき私は確かに思いました。まどかさんのお腹を守りたい、と。
何よりも他人を優先する優しいまどかさん。最高のお腹を持つまどかさん。
そんな彼女のお腹を守りたい・・・確かにそう思いました。
不思議な感情です。

「守りたい人がいる、それだけで十分魔法少女になる価値があると私は思うわ」

「・・・。」

「でも焦る必要はないから、よく考えて決めてね」

「・・・そうしますわ」

マミさんはニコリと微笑むと、階段を降りて私たちの前から姿を消してしまうのでした。
残された私は、相変わらず俯いたまま考え事をしていて。



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
145Res/134.18 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice