過去ログ - まどか「腹パン少女ひとみ☆ヒドカ・・・?」
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94:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟県)
2011/03/18(金) 22:51:18.22 ID:xP0Vj0GZo

見れば、マミさんはもうハンカチを握らず・・・手のひらに乗せているだけでした。
凄いッ。やっぱり凄いよマミさんッッ。

「・・・知っていますわ」

シシリー島出身のホテル王、ジャン・ジルベルト。
1947年シャンゼリゼ通りに外国人初の超大型高級ホテルを建てたことで、観光客の賞賛と
地元住民のヒンシュクを同時に買い世間を騒がせた男。
そしてこの男の持つもう一つの顔、マフィアの一員であったことは有名で
1961年暮れに上納金にまつわる裏切り行為が発覚する。もちろん、即刻組織内にて処刑が決定。
1962年1月4日、深夜のブローニュの森にて、マシンガンの銃口が囲む中処刑は行われた。
処刑のスタイルは――――離した方が即負け(銃殺)のルーザールーズマッチ。
ところがこのハンカチマッチには、恐るべきハンデがあった。
若く巨体の挑戦者には、しっかりとハンカチを握らせたのに対し――――
齢70を越えるジルベルトには手の平に乗せるだけ。
もちろん奇跡は起ころうハズもなく勝負は一撃でケリがつき、仲間達の一斉射撃で処刑は幕を閉じるも・・・。
そのルールだけは名を残す。
“ルーザールーズ・ジルベルトスタイル”ッ!

「・・・100年はありませんでしたわ。これほどの緊張」

私はこの状況を楽しんでいました。
魔女との戦いでは絶対に得られない緊張感。恐怖、笑顔・・・。
人間同士の戦いは高度で・・・そしてなんて崇高なんでしょう。
私も指をハンカチから離します。
フゥ、と一息で飛んでいってしまう状況のハンカチ。
さて。どうしましょうか・・・?

「愚かね」



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