過去ログ - まどか「マスクドライダーシステム?」
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30:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga]
2011/03/17(木) 22:15:04.50 ID:WXf83O/p0

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まどかの起床と同時刻――

とある寮の一室。


「んんんん……ぐぉおおおお……」

青年は眠い目を擦りながら起床した。
普段はもっと早く起きるのだが、最近はちょっと寝不足気味である。
それは丁度一ヶ月前の事の影響となる――



「はぁ……転勤?」

突如知らされた自分の転勤。
転勤先は見滝原……彼が行ったことも無いような土地である。

やっとここの地域の人々と完全に馴染めたと思った矢先にこれは、
彼にとっては厳しい。
直情的で思い込みの激しい彼は、他人に溶け込むのに若干苦労することがあるのだ。
この地域でだって、幾度か住民とのぶつかり合いを起こしたこともある。

それをやっと乗り越えて、街のお巡りさんとして馴染んだ所だというのに。

「俺、何か問題でも起こしました?」

上司が苦い顔をして、彼の肩に手を置く。

「いや、それが私にもわからんのだ……。
 突然上からの通達が来てな……」

「うーん……まあ、わかりましたよ。 もしかしたら何か俺にしか出来ないことが
 あるのかも知れませんし」

「すまんな」



――こうして、彼は見滝原の交番に転勤することになったのだった。

「結局何も起こらないな……ま、平和なのはいい事だ」

青年は呟くと、まず朝食を取るためちゃぶ台に目を移し、
その上にある異物を見つけた。

「飯飯……んん?」

近寄ってみると、そこには一つの銀のトランク。
そのトランクに、彼は見覚えがあった。

しかも、トランクの上には紙が添えてある。
紙には大きく『天』の一文字。

「これって……おいまさか……」

ゆっくりとトランクを開く。
すると中には――



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