過去ログ - まどか「マスクドライダーシステム?」
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(チベット自治区)
[saga]
2011/03/19(土) 11:31:27.23 ID:u6WK6D8m0
さやかに釘を差しつつ、二人に挨拶を返す加賀美。
どうやら彼は、年下に慕われやすい上、舐められやすい体質のようだ。
それだけ、親しみやすい人柄というのもあるのだろう。
加賀美の横槍のおかげで冷静になったのか、まどかは頬を若干赤く
染めながら俯く。 対してさやかは、すでに加賀美をからかう方向へとシフトしていた。
「おやおやー? この街のお巡りさんは、いたいけな女の子をいじめる趣味を
持ってるんですかなー?」
「誰が、いつ、そんなことをしたんだよ……」
顔をひくつかせながら、ツッコミを入れる。
心なしか、まどかと仁美も意地の悪い笑みを浮かべている。
「加賀美さん……私、傷付けられましたぁ……」
「あら加賀美さん? そういうのはよろしくないんではなくって?」
加賀美の顔が、どんどん引きつっていく。
まどか達はとても楽しそうに、加賀美をいじり続けた。
主にさやかが、ではあるが。
「お前ら、いい加減に……しろぉ!」
「おぉぉぉっ……ととと」
加賀美が遂にさやかに拳骨を下ろそうとするが、それは間一髪避けられてしまう。
「うぉっ!? こら逃げんなさやかぁ!」
「やーだね! 捕まえてみなさーい?」
一目散に校門に向かって行くさやかに対し、
加賀美はしてやったり、という表情になる。
「ククククク……流石に俺は大人だからな。
もうお前には振り回されないぞ!」
ありもしない顎髭をなぞる動作をしながら、加賀美はまどかと仁美に顔を向ける。
その顔はとても得意げだ。 いわゆる『ドヤ顔』である。
まどか達は、そんな加賀美に苦笑いを浮かべながら、さやかを追いかけ始める。
「それじゃあ、加賀美さん。 いってきます!」
「おお、行ってらっしゃい。 何かあったらすぐに連絡するんだぞー!」
「わかっております。 では、いってきますわ」
こうして、少女達は学校へと入っていく。
あさから元気いっぱいの少女達に、加賀美は満足そうな表情をした。
「街の子供たちの元気な笑顔。 うーん、この仕事してて良かった〜!
……さやかの生意気な態度はムカつくけど」
加賀美はそう呟くと、改めて自分の勤める派出所に向かうのであった。
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