127:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(京都府)[sage saga]
2011/03/24(木) 05:57:38.83 ID:R5eHM0g7o
タックマン「街中の変異種に能力が戻った。ボスを失った彼らはこの街で暴れまわるだろう」
そうだ。街から聞こえてくる。爆発音、人々の悲鳴。
黄金がこの街につれてきたテロリスト達だ。ビルの50人だけではない。街中にいる。
澪「戦うのか? そんなボロボロなのに……」
タックマン「そうやって生きることを選んだ」
澪「……ムギ、なんだろ?」
タックマン「……澪ちゃん」
澪「……」
タックマン「私を憎んでも、良いよ」
澪「憎いよ……。でも、私はムギに、たくさん幸せを貰った。だから……。だから、この街が変わったら。この街がタックマンなんて必要が無いくらい、平和になったとき……そのときまで、ずっと、待ち続けるよ。ムギを……」
タックマン「……ありがとう」
タックマンは走りだし、屋上から飛び出した。
背中のマントが変形し、グライダー状になる。
タックマンはビル街の風に乗り、すぐに見えなくなった。
澪「……ムギ」
憂「澪さん、紬さんは……」
澪「ムギは――タックマンは、この街を救う真のヒーローだ。だけど、この時代がそれを許さない」
澪は涙を流していた。
大切な親友を、紬を思い、紬のために、ただ、それだけのために悲しんでいた。
澪「だから闇の中から見守り続ける。みんなの孤独を救うために、自分だけが誰よりも深い闇の中からみんなを見守っている……。永遠の孤独の中で、この世界を守るために戦い続ける――」
――静かなる守護者。闇の騎士、なんだ。
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