過去ログ - 紬「タックマン?」
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177:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[sage saga]
2011/05/11(水) 01:17:43.59 ID:39d3h1Aso
ヒーローの存在できない世界で、あがき続け。苦しみ続け、傷つき続け、それでも諦めないこの仮面の戦士は、誰よりも悲しい存在。
誰にも求められず、憎まれることしか出来ない。
人間にとっても、変異種にとっても、敵でしかない。

タックマン「人を殺した罪を償え」

聡「……いやだ」

タックマン「……?」

聡「いやだああああああああああああああ!!!」

突如、聡の身体が光輝き始める。

タックマン「なんだ……!」

光が晴れた時には、聡は居なくなっていた。

タックマン「消えた……」

タックマンは残された売人を警察に突き出すため、端末を操作し始める。

タックマン(それにしても……あの男の子、律っちゃんの……)

以前何度か見た、律の弟に似ていた。
しかし、雰囲気が違いすぎる。あれほどに傲慢な意思は感じられなかった。
他人の空似であって欲しい、とは思うが、そう上手くは行かないであろうという予感も同時にある。

タックマン(身近な人がまきこまれていく……)

それが、タックマンの代償なのだろうか。
この時代の求めないヒーローもどきとして世界とたった一人で戦い続ける、究極の狂人。
そんな意地を張り通した結果が、これなのだろうか。

タックマン(でも、それでも、守りたい)

この街を。大切な人々を。
誰かが誰かを傷つけ、傷つけられる。そんな現実を前に、諦めてしまいたくない。
ただの人間でも、きっと世界を変えられると、信じているから。

そう信じ続けているからこそ、タックマンは誰よりも間違っていて、誰よりも正しいと自覚しながら、戦える。
戦い続けることが出来る。


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