4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[sage]
2011/03/17(木) 04:13:17.47 ID:LjwDMhJO0
日本某所 特殊部隊「ナイトストーカー」本部 長官室
???「長官、ただいま戻りました」
長官「ご苦労だった、"エージェントT"、いや、ツムギ」
紬「任務を遂行したまでです」
紬は情報記憶端末を長官に差し出した。
長官「中身を見たかね?」
紬「興味がありません」
長官「そうか。正直だな、いやはや張り合いが無い。だが、だからこそ君は優秀なのかもしれんな。そういえば、君がナイトストーカーに入ってからもう2年になるな」
紬「そうですね。それが何か」
長官「君も二十歳になったんだ。故郷に顔を出してみてはどうかね。ご家族も……」
紬「家族はいません」
長官「……すまなかった」
紬「話はそれだけですか?」
長官「いいや、まだ続きがある。君に会いたいという人がいる」
紬「『琴吹 紬』にですか? では、そんな人間はもういないと伝えてください」
長官「ところが、そういうわけにはいかん。相手は強敵でね。政界、財界にも相当手が及ぶ大物だ。ナイトストーカーは独立戦力だが、日本にある以上日本の権力からは逃れられん」
紬「……組織存続のためならば、どうぞご命令を」
長官「いいや、ダメだ。君は人間だ。人間としての君でいなければならない。だから君は選ばねばならない」
紬「……会いましょう。その物好きに」
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