過去ログ - 紬「タックマン?」
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5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[sage]
2011/03/17(木) 04:13:52.36 ID:LjwDMhJO0
ナイトストーカー本部 面会室

紬「……斉藤。やはりあなたなのね」

斉藤は紬の姿を見ると顔を輝かせ、立ちあがった。

斉藤「お嬢様」

紬「やめて。もう私はあなたの主人ではないわ」

斉藤「……紬様を探しておりました。『あの日』からずっと、世界中をくまなく。盲点でしたよ。まさか国内とは。機密性の高い特殊部隊の所属になるとは、考えましたね」

紬「別に、あなたから逃げるためにしたことではないわ。自分で選んだことよ」

斉藤「長官からお話は聞きました。入隊から半年で最も優秀なエージェントとなり、多くのテロ組織やテロ国家の陰謀を事前に阻止してきたのだとか」

紬「……」

斉藤「しかし、そんなことを続けていればいつか命を落とします。帰りましょう。私たちの街へ」

紬「言いたいことはそれだけかしら。なら悪いけどもう帰って――」

斉藤「――いいえ、まだあります。例の『黄金』が現れました」

紬「!? ……それは」

斉藤「確かな情報です。我々の街に――桜が丘に、再びヤツが現れました」

紬「……この二年間。一心不乱に戦い続けたわ。理由なんて無い。強くなるためでも、生きるためでも、死ぬためでもない。そしておそらくは、復讐するためでもない」

斉藤「……」

紬「あの日から、ずっと私の時は止まったまま。だけど、もしかしたら、動きだすかもしれない。『あれ』に会えば」

斉藤「紬様」

紬「斉藤。つれて帰って頂戴。私の故郷に――桜が丘に」

斉藤「はい! 仰せのままに!」


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