175: ◆INjIt6nmxE[sage]
2012/07/29(日) 02:11:21.81 ID:X1yPq+0G0
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波導ガンの竜巻の中でおぼろげに見える巨神は、不気味な光を放ちはじめた。
「何だ……?」
頭がゆっくりと動き、不可思議なラインが走る瞳を目が合った。
その時、得体の知れない寒気が背筋を駆け抜けた。
冷や汗が止まらなかった。何だ? あれは機械ではないのか?
淳は確かに巨神から殺気のようなものを感じた。
(いや、あれはパイロットの殺気だ!)
敵の殺気が装甲を通して感じられると言われているのを必死に思いだし、淳はどうにか冷静に物事を見ることができた。
だが、それにしてはあまりにも禍々しく、重い殺気であった。
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