過去ログ - 「――――心に、じゃないのかな?」<br>
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5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸)
2011/03/18(金) 15:11:16.64 ID:aSwND5LAO
有り得ない。それは分かっていた。見るからに生きてはいない。誰が見てもそれは明らかだった。自らの能力に身を焼かれ、脚がち[ピーーー]、圧倒的重量のモノに[ピーーー]れた

けど

でも

きっと

もしかしたら

もしかしたら

たった一縷の望みを賭けて機関車に[ピーーー]れた、自身と同じ姿の『人間』に駆け寄って何を思ったのだろう。

[ピーーー]れて、顔だけがやけに綺麗で、だけども腕も身体も脚も全身もぐちゃ[ピーーー]ち[ピーーー]になって、片方の脚が[ピーーー]て、砕けた[ピーーー]骨やちぎれた筋[ピーーー]維が[ピーーー]て、その体の深くに[ピーーー]いた、そのプレゼントだったモノを自身の素手でえ[ピーーー]出して何を思ったのだろう。

血みどろで牛の[ピーーー]の様な有り様になった自分と同じ姿だった『人間』であり『妹』だった[ピーーー]を抱き締めて何を思ったのだろう。

「―――――――」

どちらにせよ、それは少女には本来宿りようのない狂気、そして[ピーーー]に身を染めるには十分過ぎる地獄だった。




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