過去ログ - 「――――心に、じゃないのかな?」<br>
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66:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸)[saga]
2011/03/27(日) 14:06:30.39 ID:wGWjfvZAO
シャワーでも浴びよう。そう思ったのと、すぐ耳元ではぁぁぁと、わざとらしい溜息が吐かれたのは同時だった。

心理定規「……何かしら」

気付けば意識を向けていなかったはずの垣根帝督が頭を横にしてじっと見つめている。少女は垣根帝督に肩を抱かれており、その距離は思うよりもずっと近い。

目と鼻の先。使い方は間違っているかもしれないが、そんな表現がぴったりだった。

熱をもった吐息が頬を撫でる。

垣根「お前さ、俺のこと本気で舐めてねえかコラ」

心理定規「え……? っいた……い!!」

回された腕に力がこもり、ごちんと鈍い音。額がぶつかる。ぶつけられたのは額だけではなく、地獄と闇をくぐってきたその眼光。

その真っ向から迫る射抜くような視線に、しかし悪意と殺意は感じない。声には少しの憤り。

垣根「テメェはいったい誰の側にいるんだか自覚が足りてねえみたいだな。なぁ、俺の名前はなんだ?言ってみろボケ」

心理定規「……垣根、帝督。」

垣根「ああ、そうだ。垣根帝督。この学生都市超能力者の第2位だ。つまり2番目に賢いって事をテメエは理解してねえな?」

心理定規「え……? え……?」



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