過去ログ - 「――――心に、じゃないのかな?」<br>
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69:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸)[saga]
2011/03/27(日) 14:09:14.04 ID:wGWjfvZAO
完璧な信頼関係を得るにはどうしても心を塗り潰す必要がある。

どうしても自分の心が塗り潰される必要がある。

偽りではない感情で。

心理定規「……ねぇ」

それをいとも簡単にこなしてしまう第二位も第二位だが、簡単に塗り潰される自分も自分だ。

垣根「あぁ?」

単純すぎる。名前負け、という自己の評価は当分撤回出来そうにない。

心理定規「シャワー浴びようよ。一緒に」

けどまあいっか。とドレスの少女は薄く笑う。

異能の能力こそもっていれど、自分達はやっぱりただの少年少女なのだから。

垣根「死ね」

ぶっきらぼうにそう言い放つ少年に、しかし心理定規は笑みを崩さない。次の行動、言葉は予想がつくし、心理定規にはそれは手に取るようにわかる。

心理定規「じゃあ抱いてくれる?」

垣根「……はぁ」

今度は呆れたような深い溜息、

垣根「テメェさっき言ったよな。いつまでこうしていられるからって」

心理定規「えぇ」

垣根「暇つぶしにアイテムの連中に挨拶しにいくってのもいいがな。監視と追撃が完全に止む2日後までは動くつもりはねえよ」

心理定規「だから?」

そう促した瞬間、垣根帝督が不敵に笑った。

そして、

心理定規「――ん」

華やかな紅が咲いた。




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