過去ログ - 「――――心に、じゃないのかな?」<br>
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789: ◆v2TDmACLlM[saga]
2011/08/27(土) 23:01:13.67 ID:JoJqfXO40

浜面「えっ?」

自分を呼んだ少女の声に、心臓かドクンと跳ねた。
一瞬遅れて、アイツはさん付けなんてしないと気付き、振り向いた。

浜面「……あぁ、」

そこにあったのは鮮やかな色彩。頭に咲いた自己主張の激しい花飾り。

昨日と違い、そこに風紀委員の腕章はない。

初春「……こんにちは」

昨日と違い、どこか影のある暗い面持ちでそう言った少女の名前は、初春飾利。

初春「浜面さんも……お見舞いですか?」

ぼそりと少女が呟いた。
あめ玉を転がしたような甘ったる声は、しかし感情による起伏がない。

浜面「あぁ、まぁ……そんなところ、かな。そっちは、」

言葉には、出さなくても分かった。

佐天涙子。恐らくは未だ幻想御手の副作用によって意識が堕ちた彼女の見舞いだろう。



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