過去ログ - 「――――心に、じゃないのかな?」<br>
1- 20
863: ◆v2TDmACLlM[saga]
2011/08/29(月) 00:58:24.51 ID:Jq0MGcRl0


沈黙が包み込むその小さな個室に、機械的な電子音だけが小さく鳴り響いていた。

上条「なんで、吹寄にあんなもん渡した」

浜面の後ろに立つ少年。上条当麻が、悔しそうにそう呟いた。
見るに耐えないのだろうか、同じクラスでありながらをまとも会話もした事が無いその少年は
拳を硬く握りしめ、眠る少女から目を逸らす。

浜面「……知らなかったんだ」

どうして。という問いに、答えたのは、虚ろな言葉。

浜面「幻想御手に副作用があるとか、んな事知らなかったんだよ」

まるで、言い訳のような。そんな言葉。

浜面「そうさ。俺は、何も知らなかった」

だから、何だというのだろう。
悪いのは俺じゃない、とでも言うつもりだろうか。

浜面「だから悪いのは俺じゃねぇ」

どこまでもクズな奴だ。



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
1002Res/580.51 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice