過去ログ - 「――――心に、じゃないのかな?」<br>
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◆v2TDmACLlM
[saga]
2011/08/29(月) 00:58:24.51 ID:Jq0MGcRl0
沈黙が包み込むその小さな個室に、機械的な電子音だけが小さく鳴り響いていた。
上条「なんで、吹寄にあんなもん渡した」
浜面の後ろに立つ少年。上条当麻が、悔しそうにそう呟いた。
見るに耐えないのだろうか、同じクラスでありながらをまとも会話もした事が無いその少年は
拳を硬く握りしめ、眠る少女から目を逸らす。
浜面「……知らなかったんだ」
どうして。という問いに、答えたのは、虚ろな言葉。
浜面「幻想御手に副作用があるとか、んな事知らなかったんだよ」
まるで、言い訳のような。そんな言葉。
浜面「そうさ。俺は、何も知らなかった」
だから、何だというのだろう。
悪いのは俺じゃない、とでも言うつもりだろうか。
浜面「だから悪いのは俺じゃねぇ」
どこまでもクズな奴だ。
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