過去ログ - 「――――心に、じゃないのかな?」<br>
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◆v2TDmACLlM
[saga]
2011/08/29(月) 01:12:57.02 ID:Jq0MGcRl0
体勢を整える前に、懐に入った浜面が畳み掛ける。
膝が、肘が、止まらない打撃が何発も何発も上条の体に叩き込まれる。
浜面「常に保身しか考えてねぇこんなクズが、誰かを助けるなんて出来る訳がねぇんだ!」
上条「が、ぁッ!!」
浜面「逃げたっていいじゃねぇか!!! 諦めるのが、悪いのかよッ!!!」
上条「ッ……!!」
勢いに負けてか、それとも押し勝ったのか、とうとう上条がその場に倒れた。
浜面「はぁっ……はぁっ……」
息も絶え絶えになりながらも口元を拭うと、べったりと血と汗が混じっていた。
あれだけ殴り合えば当然かもしれない。浜面自身も足が震え、今にも倒れ込みたい気分だった。
上条「…………」
上条当麻が、立ち上がりさえしなければ。
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