過去ログ - 「――――心に、じゃないのかな?」<br>
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883: ◆v2TDmACLlM[saga]
2011/08/29(月) 01:15:32.45 ID:Jq0MGcRl0

浜面「ッ……それ、は」

上条「さっきから聞いてりゃテメェがどうしたいかなんて、ちっとも吐き出されてねえじゃねえか!!
   自分のためだろうが見返すためだろうが、んなつまんねぇ事どうだっていいんだよ!!」

浜面「なん、……」

つまらない。どうだっていい。少年はそう切り捨てた。
浜面が今の今まで積み上げてきてしまった負の感情。
あってはいけないもの。自分の中でひた隠しにしていた気持ち。罪悪感。

上条「お前はこのまま終わらして本当にいいと思ってんのか!! 一度助けられなかったからって、そこで終わるのかよ!
   そんな最低な結末で終わらしちまうのか!! お前だって誰かを助けるような善人に、ヒーローになりたかったんだろッ!!
   だったらそれは全然終わってねぇ、始まってすらいねぇ! ちっとばかし長いプロローグで全部を終わらせてんじゃねぇよ!」

浜面「俺、は……、」

どうしたい。インデックスを助ける? いまさら?
自分が壊したくせに? 自分の為に助けたくせに? 利用したくせに?
逃げに逃げたくせに? こわかったくせに? 慰めたかっただけのくせに?

浜面「…………」

まだ、間に合うのか?

浜面「あ……ぁ」

気付けば、手すりが邪魔で、もう後ろには下がれなかった。



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