過去ログ - 「――――心に、じゃないのかな?」<br>
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953: ◆v2TDmACLlM[saga]
2011/09/20(火) 05:05:24.43 ID:xWIJga+F0


――――――――――


ステイル「……イギリスの方から、連絡はあったかい」

炎髪の少年がぽつりとそう呟いたのは、浜面仕上の二度目の来訪が終わり、少し経った後だった。
相変わらず病室には沈黙、流れるのは機械的な電子音。

神裂「いいえ……必要悪の教会の方も大わらわでしょう。
   返事にはもう二、三日かかるそうです」

ステイル「ふん。あの女狐も慌てている、か。見てみたい気もするね」

壁にもたれ、ステイルが自嘲気味に笑みを浮かべる。
言葉は続かず、またも沈黙。

ステイル「……よかったのかい」

再び言葉を発したのは、ステイル。
問いかけるようなその言葉に神裂はゆっくりと答える

神裂「……止めても無駄でしょう。私たちが何を、」

ステイル「神裂」

ステイルの言葉が割って入った。
名前を呼んだだけのその言葉は、神裂にはどこか責めるような声に聞こえ、

ステイル「まどろっこしい話はよそう。僕はそんな事を言いたいんじゃない」

すうっと、ステイルが息を吐く。それは何かの宣告の様に。






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