過去ログ - 「――――心に、じゃないのかな?」<br>
1- 20
981: ◆v2TDmACLlM[saga]
2011/09/20(火) 05:28:22.84 ID:xWIJga+F0

違和感が、また頭の中に引っかかる。三度。今この目の前のミサカはそう言ったのか?
二度目、ならばまだ分かる。昨日あの場に現れた大勢のミサカの中の一人なのだろう。

浜面「おい、ちょっと待て、三度ってどういう事だ……一度目はどこで会ったんだよ」

その言葉に、ミサカがぽかんとした表情を作る。数秒、どこか納得した様にソイツは言った。

ミサカ「あぁ……たしかあなたは意識を失っていましたね。とミサカは一人納得します」

浜面「はぁ?」

脈絡の無いその言葉は理解できず、しかし次の瞬間繋がった。



ミサカ「日数換算にしておよそ五日前の夜。瀕死の重傷を負ったアナタを

              一方通行    

     が治療している時、その場にミサカもいたんですよ。とミサカは事実を述べます」


浜面「――――」

声も失う。というのはまさしく今のような状況を差すのだろう。
吐き出す言葉が一つも見つからなかった。
五日前、それは多分、あの時、神裂火織と戦ったあの日の事だ。

しかし、重要なのはそこじゃない。

今目の前のコイツは、なんて言った? 何を言った?

浜面「アクセ、ラ……レータ」

一方通行。その名は、路地裏にいたのなら誰だって知っている悪魔の通り名。

学園都市序列一位。

最強の超能力者。

浜面「なん、で……そんな奴が」

確かに、傷は驚くまでに手当されていた。
まるで不自然なほどに意識を取り戻したのが早かった。

けど、そんな事はあり得ない。

浜面「なんで、なんで学園都市第一位がそんな場所にいたんだよ。なんだその都合の良さ!
   通りすがりに頼んだら治療してくれましたってか!?」

半ば自棄になりながら言葉を放つ。





<<前のレス[*]次のレス[#]>>
1002Res/580.51 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice