過去ログ - 「――――心に、じゃないのかな?」<br>
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984: ◆v2TDmACLlM[saga]
2011/09/20(火) 05:35:05.70 ID:xWIJga+F0


ある女の言葉を思い出した。

浜面「……、が」

布束砥信。確かあの女は昨日こう言っていたはずだ。

  『彼女達は人間よ。少なくとも、私は彼女を造りものだなんて思えないわ』

そして、自分はこう言った。

  『俺にはわからねぇよ。クローンが人間かそうでないかなんて』

浜面「クソが」

溢れてくるこの感情は、多分後悔なのだろう。あの時の自分を殴りつけてやりたい。
あの女の手を、浜面はとるべきだった。何が何でも、あそこで手を握るべきだったのだ。

浜面「なら……答えてみろよ。どうしてお前はあの時、命を賭けてまで俺を助けた」

ミサカ「…………」

浜面「答えられないんなら、お前はあのミサカじゃねぇよ」

ミサカ「ミサカはミサカですよ。御坂美琴お姉様を元に作られた――」

浜面「人間だ」

ミサカ「!」

目の前の少女の表情が初めて揺らいだ。
戸惑いと言うものは、はじめてなのだろうか。





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