過去ログ - 「――――心に、じゃないのかな?」<br>
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◆v2TDmACLlM
[saga]
2011/09/20(火) 05:42:55.62 ID:xWIJga+F0
麦野『どこうろついてんだてめぇは、あぁ?』
浜面「む、ぎの……」
声が震える。上手く言葉を紡げない。
急に、周りの大地がすっぽりとなくなったような錯覚に陥った。
少しでも間違えると……死ぬ。そう思わせるような、殺意。
麦野『さっさと戻ってこいよ浜面。テメェが生きている条件、
忘れたわけじゃねぇよなぁ?』
浜面「……っ」
忘れてしまえるわけが無い。
絹旗の携帯を使いわざわざかけてきたのは、その為だろう。
ミサカ「…………」
目の前では、ミサカがぼんやりと浜面を眺めている。
その瞳は、どこか虚ろで、
麦野『あーそうだ、戻るついでに足用意しといて。新しい仕事がきたから』
浜面「仕事……?」
麦野『そう。コケにされっぱなしもムカつくから今度こそスクールを潰すって言いたいとこなんだけどね。
体晶はあのクソメルヘンが踏み砕いたらしいし、残念ながらそれより優先しなきゃなんない仕事が入った』
聞き返したのは失敗だったか。その言葉を言うに連れ声が不機嫌に染まって行くのが分かった。
麦野『クソかったるい学園都市上層部からの命令だ』
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