過去ログ - 一方通行「飯も風呂もできてンぞ」番外個体「それじゃあ、あなたで」
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110: ◆3vMMlAilaQ[saga]
2011/03/30(水) 12:15:15.72 ID:2pAAEUvjo

本日、土曜日。
緑の両生類人気キャラクターイベントがあるとかで、何時にも増してセブンスミストは賑わっていた。
そんな中二人は並んで歩いているのだが、


「さっきから落ち着きねェじゃねェか」

「はぁ? そ、そんなことないし。ミサカはこれくらい平気っていうか寧ろ見せびらかしてやるってくらいの気持ちだからね」


番外個体は強気な台詞と裏腹に、心なしかびくびくと。
俯き気味な彼女の横顔に浮かぶのは、明らかに羞恥の色だ。
その理由はというと玄関での『アレ』に他ならず、威勢良く啖呵を切ったまではいいものの、
強がりの中に時々垣間見える彼女の不安げな表情や怯える様子は一方通行の期待通りといえる。


「あ、あなたのところからも見える? その……キスマーク……。別に気になってるわけじゃないけどさ」

「目立ちすぎて男共もおっ勃っちまうかもしンねェなァ」


かなり大袈裟にそう言ってやると、番外個体は素直に顔を赤くした。
そんなことないというフォローでも欲しかったのかもしれないが、そんなのは逆に一方通行を煽るだけである。


「つーか視姦されてる気分はどォよ? ぎゃっは、まさかこの前みてェに下ァ濡らしてンじゃねェよなァ? 
 ……ン、今擦れ違ったアイツ完全に気付いてたっぽいな」

「へ、へんなこと言わないでよう……」


キッと睨み付けているつもりなのだろうが、如何せん涙目では迫力の欠片もない。

そんな番外個体は、この状況をどうしても打開したければ安易にそれを行うことができるはずだ。
一方通行の嗜虐スイッチがオンになってしまったとはいえ、ぶつなり泣き喚くなりすれば良い。
彼女が『本気で嫌がる』ことを彼が強要するわけがないのだから。

それを分かっていても尚、番外個体が従順であるということは、彼女にはマゾの気質があるといっても良いかもしれない。
普段は人を困らせることで悦に入ってしまうような、どちらかといえばサディズムであるのだが。



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