過去ログ - 一方通行「飯も風呂もできてンぞ」番外個体「それじゃあ、あなたで」
1- 20
113: ◆3vMMlAilaQ[saga]
2011/03/30(水) 12:21:26.18 ID:2pAAEUvjo

一方通行が真実を告げようと口を開いたとき、後ろから割り込んできたのは御坂美琴だった。
学園都市の第三位にして、お姉様、常盤台のエース、超電磁砲にビリビリと様々な通り名を持つその人である。

ランジェリーショップで遭遇して以来か。
彼女はいつも通り常盤台中学の制服に身を包み、片手に学校指定の鞄を提げていた。


「久しぶり、何やってんの? ていうかそれってキャリーケース?」

「……あぅ、何でこの局面でお姉様が出てくるわけ?」


一方通行の後ろに隠れるようにして立つ番外個体。
それもそのはず、彼女はタイミングの悪い美琴の登場のせいで、未だに『目立ちすぎる』
らしいキスマークが首筋に浮かんでいると思い込んでいるのだ。
美琴はというと、二人が見ていた旅行用のキャリーケースに興味を引かれているらしい。
じろじろとそれを眺めつつ、


「な、何よその言い方。私はちょっと、日用品を買いにね。べ、別にゲコ太のイベント目当てとかじゃないわよ!?
 それよりデートの邪魔しちゃったかしら? なーんて、」


自ら墓穴を掘ってみたり冗談を言ってみたり、そんな彼女の表情が一瞬にして固まった。
口をぱくぱくと鯉みたいに開閉し、視線は一点に固定され。


「そ、そそそそれって、き、きしゅ、……きすまーく……ふにゃ」

「――〜〜っ!」


よく似た姉妹は同時に顔を真っ赤にし、見た目は姉な妹の方は色々と誤魔化すために一方通行の背中に顔をうずめた。



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
654Res/211.73 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice